前回、WindowsXPパソコンをWindows 10に、
アップグレードした際の動作状況を記事にまとめました。
実体験として、
WindowsXPパソコンでは、
Window 10にアップグレードしても、
動作しない機能がある事がわかりました!
今回は、Windows Vistaパソコンを
Windows 10にアップグレードの価値があるのかどうか?
そいて、アップグレードするにあたっての3つの壁を、
記事としてまとめました。
Windows 10へのアップグレードは可能?Vistaパソコンの可能性!
Windows Vistaの最終モデルのスペックを確認してみる!
今回も、所有するWindows7パソコン
富士通製
LIFEBOOKS560
の前モデルにて、
Windows 10の動作環境の検証をしていきます。
Windows Vistaがリリース(発売)されたのは
2006年11月9日になります。
後継OSである、Windows7は、
2009年10月22日に、
発売(リリース)されています。
LIFEBOOK S560の過去モデルの中で、
Windows7に切り替わったタイミングは
2009年以降の機種になります。
検証するモデルとしてピックアップしたのこちら
発売日は、2009年に8月になります。
Windows Vista搭載パソコンの中でも、
性能が充実しているモデルを選びました。
Windows Vista搭載パソコンでも、
購入された時期が、2006年~2007年であれば、
前回の記事の方が参考になるかもしれません。
前回同様、Windows 10のシステム要件と
比較していきます。
Window 10のシステム要件とアップグレードするにあたって、
3つ条件については下記の記事にまとめておきました。
[blogcard url=”https://pc-navi.info/stop-windows10upgrad”]
Window 10のシステム要件
コンポーネント | 最小要件 |
CPU | 1GHz以上 |
メモリ | 1GB(32ビット)または2GB(64ビット) |
ハードディスクの空き領域 | 16GB |
グラフィックスカード | Microsoft DirectX 9グラフィックスデバイス(WDDMドライバー) |
■CPUをチェック!
CPUに関しては、
2.53GHzという事で、
最小要件より余裕があると言えます。
Vistaパソコンの中場合なら、
Celeronモデルだとしても、
動作周波数が、2GHzを越えているので、
ある程度余裕があります。。
WindowsXP搭載モデルと比べると、
Windows 10にアップグレードしても、
スムーズに動作させられる可能性があります。
■メモリをチェック!
標準で、1GBのメモリを搭載しているので、
Windows 10にアップグレードしても、
最低限動作させる事はできます。
しかし、メモリ1GBでは、
何か作業をする度にパソコンが止まる可能性があります。
最大搭載数が4GBなので、
最大限メモリを増設しておきたい所です。
■HDDをチェック!
HDDは、80GBとWindowsXPモデルと比べると
余裕があります。
しかし、Officeソフト(Office2013)の、
インストール容量は3GBです。
お使いになるソフトによっては、
インストールするだけで、
容量が数GB単位の使われる可能性があります。
また、デジカメの写真や作った資料を、
ある程度保存していと将来的には不安があります
転送速度についてもWindowsXP搭載パソコンと
まったく変わらずシリアルATA/150のままです。
※転送速度が遅いと、パソコンの動きが遅くなります。
大容量のHDDやSSDに交換したとしても、
性能を十分活かせず動作が遅いままの可能性があります。
Windows VistaパソコンのSSDへの換装については、
高速で動作するようになった!
という動画もありましたので、
パソコンによっては有効かもしれません。
もし、SSDに換装されるのでしたら、
こちらに手順をまとめておきました。
ここまでで、
- メモリ
- HDD
に関しては、
Windows 10にアップグレードするにあたり
不安があるという事がスペック上もわかってきました。
WindowsVistaパソコンにWindows 10をインストールする3つの壁
WindowsVistaパソコンを、
Windows 10にアップグレードして、
利用して行くには、3つの壁があります。
- メモリの増設
- SSDor大容量HDDへの交換
- Windows10インストールディスクの準備
メモリについては、
最大4GBへの増設が可能なので、
4GB分のメモリを準備する必要があります。
SSDor大容量HDDについては、
交換しないとデーターの保存場所が、
確保出来ません。
※交換してもSSDやHDDの性能を活かすのは難しいです。
Windows10インストールディスクの準備については、
無償アップグレード対象OSではないため、
別途購入が必要になります。
この3つの増設・交換費用だけで、
5万円~6万円ぐらいになります。
WindowsXPパソコンと比較した場合、
WindowsVistaパソコンであれば、
動作も比較的スムーズです。
しかし、
メモリ・HDDの購入費用に加え、
OSのソフト代を考えると・・・
Windows 10搭載パソコンを新規に購入した方が、
時間とお金の節約になります。
2016年に、新規でパソコンの購入をお考えでしたら
パソコンの種類別に、Windows 10パソコン選びの
ポイントをまとめておきました。