2016年3月30日~4月1日、
「Build 2016」にて
Windows 10のメジャーアップデートとして、

Window10 AnniversaryUpdate

が発表されました!

「Build 2016」自体が、
マイクロソフトの開発者向け会議という
位置づけなので開発環境がメインだったので、
一般ユーザーに関係がありそうな部分が、
わかりにくかったと思います。。

今回の記事では一般の
Windows10利用者に対して、
メジャーアップデートでどんな違いが、
あるのかをまとめておきます!

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Window10 AnniversaryUpdateで何が変わるのか?

Window10から
Window10 AnniversaryUpdateへの
主な変更点は下記の通りです。
※開発者向けの変更点はあえて記載していません。

  • 「Windows Hello」
    ログイン時に生体情報(顔・指紋・虹彩)にて認証する機能
  • 「Windows Ink」の搭載
    ※様々なアプリで、手書きメモや付箋が貼れます。
  • HoloLensを使いVR(ヴァーチャルリアリテ)を体験できるかも?
    HoloLensはVR用のヘッドマウトディスプレイです。
    現在開発者向けに提供されており、
    スムーズに行けばAnniversaryUpdateで使えるかも!
  • Cortanaの提案機能
  • ロック画面からもアクセスが可能
  • 「Cortana」がバッテリーが少ない時に警告してくれる
  • Find my phone+Ring my phone
    紛失した端末を探せる機能

この中で大々的にPRされているのが以下の3つの機能です。

  • Windows Hello
  • Windows Ink
  • Find my phone+Ring my phone

の3つです。

この機能について、
詳しく説明します!

無償アップグレード組は恩恵を受けられない!?

先ほどご紹介した3つの機能ですが、
セキュリティ面の向上や
新しい使い方ができる点では、
便利になりそうな印象でしたが・・・

よくよく発表された内容を見てみると、
Window10 AnniversaryUpdateに、
アップデートしても・・・

先ほど紹介した3つの機能は、
使えないかもしれません。

それぞれの機能毎に詳しくご案内します。

Windows Helloは認証機器が必要

Windows Helloの生体情報(顔・指紋・虹彩)を
使った認証機能は一見すると便利そうですが・・・

パソコン側が生体情報を
読み取る機能がないと使えません!

確認した限りでは、
対応しているのは下記の2機種のみです

LAVIE Note Standard NS850/CABの顔認証を使った動画

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=dv_e2gKE-58[/youtube]

動画を見る限り
精度の高い認証を実現しているようです。

富士通製のパソコンに関しては、
一部の過去のモデル(vista・7・8)に関して、
独自に指紋認証の機器を標準装備しています。
※Window10 AnniversaryUpdateの機能を使わなくても
富士通独自の機能で指紋認証できるので、
Windows10側で認証する必要ないかもしれません(笑)

虹彩認証に関しては、
認証誤差が生体認証では一番少なく信頼できる仕組みです。
※虹彩は、 目の角膜と水晶体の間にある薄い膜の事です

しかし、
パソコンやスマホに虹彩を読み取る機器を
取り付ける事になるのでパソコンの販売価格が上がります。

企業等で社外秘を守るために、
導入する際は非常に役立つかもしれません。

個人のパソコン利用では、
セキュリティより価格を優先する方も
多いのではないでしょうか?

Windows Inkはタッチディスプレイが前提

Windows Inkでは、
様々なアプリで、手書きメモや付箋が貼れるのですが・・・

タッチディスプレイが
搭載されていないと機能しません!

タッチディスプレイは、
Windows8.1以降のパソコンに
搭載されていますが・・・

仮にタッチディスプレイを搭載していても、
専用のドライバが必要になる可能性があるので、
対応はパソコンメーカー次第です(涙)

しかも
指で操作するのは無理があるので
スタイラスが別途必要になります。
※スタイラスは、パソコン用の鉛筆型をした入力機器

ワコムにて現在スタイラスを開発してるようです。
参考サイト:Windows 10向けスタイラスをホリデーシーズンに発売へ

GPSがないと機器は探せない!

Windows10スマホ向けと思われる
下記の2つの機能

  • 「Find my phone」
    扮した端末を探す機能
  • 「Ring my phone」
    紛失した端末を鳴らす機能

「Find my phone」に関しては、
GPSの機能が必要なのに加え、
電源が入っている必要があります。

「Ring my phone」は、
スピーカーさえあれば実現可能ですが、
やはり電源が入っている必要があります。

つまり、
MacBookシリーズなみに、
バッテリーが持たないと意味がないワケです。(涙)
※MacbookProも所有していますが、
スリープ状態でも1ヶ月以上バッテリーが持ちます!

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Window10 AnniversaryUpdateの違いまとめ!

Window7やWindow8.1から、
無償アップデートしたパソコンでは、
Window10 AnniversaryUpdateで
新しく追加される機能は
使えないものが多いと考えています。

  • Windows Hello
    ⇒パソコンに生体認証の機器が必要
  • Windows Ink
    ⇒タッチディスプレイ&スタイラスが必要
  • 「Find my phone」「Ring my phone」
    ⇒GPSとロングバッテリーが必要

Window10の無償アップグレードの
ニュースを聞いた時に、
パソコンの買い換え需要が起きず、
パソコンメーカーが困るのでは?
と思いました。

しかし、
パソコンを買い換えないと
使えない機能を搭載する事で、
今後パソコンの買い換え需要を
喚起していく戦略なのかもしれません。
↑マイクロソフトもパソコンの販促に協力しないと
パソコンメーカーとの共存関係が維持出来ないでしょうから・・

Window10 AnniversaryUpdateの機能の中でも、
注目されている3つの機能について考えてみました!

無償アップグレードで、
Window7やWindow8.1からう
Windows10にされた方は、
アップデートをそれほど急ぐ必要なないかもしれません!

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