CP+2018にてプロの写真家の方から、RAW現像向けのパソコン選び方について教えて頂きました!
※マウスコンピューターブースのセミナーイベントにて教わりました。
CP+はカメラと写真の展示会イベントなのですが、数多くのカメラメーカー&カメラアクセサリーメーカーが出展されており、4日間の期間中にすべてのブースを見て回るのは不可能でした(笑)
そこでCP+に参加出来なかった方や参加はしたけど、マウスコンピューターブースまで周り切れなかった方向けに、
RAW現像向けのパソコン選び方
についてまとめておきます。
※セミナーを主催したマウスコンピューター様の許可を得た上で、セミナー内容を掲載しています。
プロも使う!RAW現像向けのパソコン選び方
セミナーをしてくれた講師はこの方!
↑写真家 諏訪光二先生
最初から諏訪先生が使っているDAIVのモデルを教えて下さいました!
諏訪先生が使っているのが、
DAIV-NG7500S2-M2SH2
です。
性能・スペックはこちらにてご確認下さい。
※NG7500シリーズは完売し、後継モデルのNG7700シリーズが最新モデルになります。!
諏訪先生としては写真に関するセミナー等で持ち出す必要があるためノートを選ばれたといっていました。
もし、持ち出す必要がないのであればデスクトップもおすすめです。
まず、諏訪先生がRAW現像する上での環境を話してくださいました!
諏訪先生の場合は主に、
- adobe Photoshop CC
- adobe lightroom classic CC
を使われているとの事でした。
諏訪先生同様にPhotoshopやLightroomを愛用している方には、今回お伝えする構成がぴったりと言えるかもしれません!
そして諏訪先生がDAIVを選ばれた理由も教えて下さいました。
- ハイパワーを前提にしている
- 自作するよりも楽に安定が得られる
- 国内製造・組み立てで安心
- コスパが高く、予算に応じてシリーズや使用が選べる
この中で特に納得したのが、自作するよりも楽に安定が得られるという点には共感しました。
自分も以前は、自作したパソコンを愛用していたのですが・・・
不安定な状況が続いておりメモリを買い替えて、ようやく安定稼働するようになったことがあります。
相性が悪かったメモリは、そのまま使わないままになってしまいました(涙)
その頃はパソコンを自作すること自体が楽しかったので、
不具合の解消自体も楽しめたのですが・・・・
今はブログ書いたり写真・動画を楽しみための『道具』として、パソコンの位置付け変わりました。!
以前はメーカー製パソコンと自作したパソコンの価格差があり、自作する事のメリットがありましたが、マウスコンピュータをはじめメーカー製パソコンが安くなっているため、価格面では自作するメリットは薄くなってきています。
諏訪先生がDAIV-NG7500シリーズを購入するにあたり、カスタマイズした内容もすべて教えて頂けました!
RAW現像向けのパソコン選び方の5つポイント
諏訪先生がRAW現像向けパソコンを購入するにあたってポイントになると言われていたのが下記の5つです。
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- GPU
- インターフェイス
それぞれ教わった内容をご紹介します。
CPU編
CPUについては、
- Core i7
- Core i9
のものでコア数は4コア以上のものを推奨されていました。
※コアはCPUの中でデータを処理してくれる部分なので、多いほど効率的にデータを処理でき快適に動作します。
Core i9に関しては10コア以上あるためどれを選んでも大丈夫ですが、Core i7に関しても4コアモデルも多いのですが、2コアCPUの場合もあるのでしっかりチェックして選ばれるのがおすすめです!
メモリ編
メモリについては、
- 最低でも16GB
- 可能であれば32GB
がおすすめの事でした。
RAW現像や動画編集をされる頻度によって、購入時の予算も変わってくると思います。
- RAW現像中心の方:16GB
- 動画編集中心の方:32GB
でも十分かと思います。
もちろん、プロの写真家のようにRAW現像の頻度が多いのであれば、メモリは32GBあった方が快適に動作します。
ストレージ編
ストレージについては、
M.2 NVMe SSD
がおすすめとの事でした。
DAIVシリーズは複数のストレージを搭載できるので、メインストレージにM.2 NVMe SSDを選び、データー保存用のストレージは大容量HDDを選ぶのがおすすめです。
GPU編
GPUについては、内蔵GPUではなく
外付け高性能GPU
がおすすめとの事でした。
GPUは画像や映像などのグラフィックデータを専用に処理するパーツです。
CPUに内蔵されているのですが、性能が高いわけではないので外付けGPUを推奨されていました。
最後のおすすめ構成でGPUもご紹介します。
インターフェイス編
インターフェイスについては、
- Thunderbolt3(サンダーボルト3)
- UHS-Ⅱ
の搭載がおすすめとの事でした。
特にSDカードスロットはパソコン側で対応している規格によって、データを読み込むスピードが違う点が見落とされがちです。
UHS-Ⅱ
に対応したSDカードスロットがあるパソコンを選ぶ事で、写真をパソコンに保存する際に快適に動作します。
プロ推薦!RAW現像向けパソコンのおすすめ構成
ここまでの内容をまとめると諏訪先生のおすすめ構成は下記の通りになります。
諏訪先生の使っているRAW現像向けパソコン(17.3インチモデル)
DAIV-NG7500S2-M2SH2
詳細はこちら
-
- CPU: Core i7-7700HQ プロセッサー
- メモリ:32GB PC4-19200 (16GB×2/デュアルチャネル)
- ストレージ1:256GB Samsung SM961 NVMe対応 M.2規格
※カスタマイズにて1TBへの変更が必要になります。 - ストレージ2:2TB Serial ATAII 5400rpm
- GPU:GeForce GTX 1070 (8GB)
- インターフェイス:マルチカードリーダー UHS-II対応
諏訪先生と同じ環境にするにはストレージ1を1TBに変更する必要がありますが、写真データだけを扱うのであれば256GBか512GBでも十分です。ただ動画データを扱うのであれば1TBあった方が安心です。
諏訪先生は持ち出す事も考えてノートを選ばれたといっていましたが・・・
重量は3kg以上あるため覚悟は必要になります(笑)
ノートパソコンなので持ち運びはできますが、設置スペースや重量の軽さを優先したい方は15.6インチ以下のDAIVがおすすめです。
RAW現像向けパソコン(15.6インチモデル)
DAIV-NG5720S3-SH5
詳細はこちら
このモデルについては、レビュー記事も書いていますのであわせて参考にして頂ければ!
DAIVノートPCの実機レビュー!動画編集向けパソコンとしての3つの魅力と1つの覚悟
-
- CPU: Core i7-7700HQ プロセッサー
- メモリ:16GB PC4-19200 (8GB×2/デュアルチャネル)
※カスタマイズにて32GBへの変更が必要になります。 - ストレージ1:512GB SerialATAIII M.2規格
※カスタマイズにて1TBへの変更が必要になります。 - ストレージ2:1TB SerialATAII 5400rpm
※カスタマイズにて2TBへの変更が必要になります。 - GPU:GeForce GTX 1060 (3GB)
- インターフェイス:マルチカードリーダー UHS-II対応
諏訪先生の推奨モデルにするにはカスタマイズする箇所が増えますが、RAW現像がメインであればカスタマイズなしの構成でも十分快適に作業できます。
動画編集をする機会が多い方であれば、諏訪先生推奨モデルがおすすめです。
ちなみに重量は2.8kgあるため、持ち出しを考えている場合はある程度覚悟が必要です。
RAW現像向けパソコン(14インチモデル)
DAIV-NG4500M1-SH5-CS
詳細はこちら
-
- CPU: Core i7-7700HQ プロセッサー
- メモリ:32GB PC4-19200 (16GB×2/デュアルチャネル)
- ストレージ1:512GB SerialATAIII M.2規格
※カスタマイズにて1TBへの変更が必要になります。 - ストレージ2:1TB SerialATAII 5400rpm
※カスタマイズにて2TBへの変更が必要になります。 - GPU:GeForce GTX 1050 (2GB)
- インターフェイス:マルチカードリーダー UHS-II対応
外に持ち出す事を考えているのであれば、現実的な選択肢になるのが14インチモデルになります。
※重量は2.2kgになります。
ただパソコンの筐体がコンパクトになっているため、17.3インチモデルや15.6インチモデルと比べてGPUの性能が落ちています。
このあたりは外出先でのRAW現像や動画編集をする機会がどれだけあるのか?に加え重量と性能のバランスで判断して頂ければ!
もし外に持ち出す機会がないのであれば、DAIVのデスクトップモデルもおすすめです。
DAIVのデスクトップPCレビュー!5つの魅力とおすすめオプションをご紹介
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