友人からパソコンが壊れたとの話があり、
予備のパソコンを格安で譲る事にしました。
その際に、
Windows 10でメモリを増設した場合の効果
を測定してみたので、
結果を書いておきます。
メモリ増設の効果は?交換方法と注意点!
メモリ増設の効果を検証するのに
仕様したパソコンがこちら!
パソコン工房:Lesance NB 8-P3542-SP
主なスペック
CPU:Celeron Dual-Core 1007U(Ivy Bridge)1.5GHz/2コア
メモリ:2GB(DDR3 PC3-10600)
HDD:320GB
Windows XPパソコンを使っていた、
父の新しいパソコンとして購入しました。
しかし、購入当初のOSが、
Windows 8という事もあり、
操作方法が大きく変わっていて、
父が使いにくいと言うことで・・・
自分が予備パソコンとして使っていた、
中古のWindows 7パソコンを、
父には使ってもらっています(笑)
仕事もパソコンの出張サポートなので、
Windows 8搭載パソコンに、
なれておく必要もあり、
ちょうどよかったです!
今回は友人のパソコンが壊れた事で、
もらわれていく事になりました(笑)
メモリの交換方法
では、メモリの交換方法を解説します。
パソコン背面にあるカバーのネジを外します。
背面カバーの外し方は、
パソコンによっては説明書に、
書いてある場合もあります。
基本的には、
小さい背面カバーがHDD
大きい背面カバーがメモリ
という傾向があるようです。
また、
海外のパソコンメーカーの場合は、
背面カバーがパーツ毎になく、
パソコン全体を覆っている
カバーを外す場合もあります。
このパソコンは、
カバーにファンがあり、
マザーボードとコードが、
つながっているので、
ずらす程度にしています。
左上の赤枠の所が、
メモリの場所
になります。
パソコンは違っても、
メモリの形状自体は
変わらないです。
メモリ両脇の金具を
赤い矢印の方に押します。
そうすると、
メモリのロックがはずれて、
上に跳ね上がります
後はひっぱるだけで、
メモリがはずれます。
次に増設するメモリを
装着します。
このメモリは、
友人の壊れたパソコンから
抜き取ったものです。
2GBメモリを2枚増設し、
4GBにしています。
最後にカバーをはめて終わりです。
作業の注意点は以下の2点です。
- 作業前に金属に触れて静電気を逃がす
- メモリをしっかり挿す(ショート防止のため)
特にメモリの挿し方が悪く、
ショートした事が原因で、
火事になったという話を
以前聞いた事があります。
(うろ覚えですが・・・)
Windows 10のメモリの最低条件と動作状況
Windows 10パソコンのメモリを、
2GBから4GBに増設したので、
動作状況も掲載しておきます。
マイクロソフトの公式ページに記載されている
Windows 10の最低の動作条件は以下のとおりです。
参考サイト:Windows 10 Specifications
OS | Windows 10 32bit | Windows 10 64bit |
Windows 10 Home | 1GB | 2GB |
Windows 10 Pro | 1GB | 2GB |
今回、メモリの増設をした
Windows 10パソコン
(Lesance NB 8-P3542-SP)
はWindows 10 Home 64bitのため、
最低限の動作条件は、
メモリ:2GB
になります。
レセンサパソコンは、
今まで最低限の構成だったわけです。
Windows 10のメモリ2GB時の動作状況
Windows 10のメモリ2GBでの
動作状況は以下のとおりです。
Windows 10を起動した直後で、
ソフトは何も立ち上げていません。
メモリは、
70%
を利用している状態です。
この数字は、
メモリの利用率を表示しています。
メモリ全体のどれぐらいを、
利用しているかを表示していて、
100%に近い状態になると、
データーを処理しきれずに動作が遅くなります。
メモリ2GBで70%の状態だと、
ソフトを立ち上げただけで、
メモリの使用率は100%近くになり、
何を操作するにしても
遅い状態になります。
パフォーマンスタブで確認しても同じでした。
パソコンの構成やインストールしている
ソフトにもよりますが、
Windows 10は何もしていなくても、
1.5GB前後
のメモリを使っているのがわかります。
Windows 10のメモリ4GB増設の効果は?
Windows 10のメモリを、
4GBに増設した直後は、
メモリが認識されているか
をシステム表示にて確認しておきましょう!
「スタートメニュー」右クリック
↓
「システム」左クリック
で表示できます。
動作状況は以下のとおりです。
メモリ2GBの時は、
メモリの使用率は
70%でしたが、
43%
まで低下し、
動作もスムーズになりました!
劇的な効果を実感できました。
ソフトにもよりますが、
この状態であればパソコンを操作しても
ある程度の余裕もって動作してくれそうです!
パフォーマンスタブでの表示がこちら
メモリの使用率が
1.5GBから
1.7GB
に増えています。
その代わり100%の利用率だった、
ディスクが80%になっています。
メモリが2GBの時は、
メモリだけでは処理しきれずに、
ディスク(HDD)にも
書き込んでいたため、
ディスクの利用率が100%に
なっていたんだと思います。
メモリが2GBから、
4GBに増設したら、
スムーズに動作する
ようになりかなり快適になりました!
Window 10を快適に使う2つのポイント!
Windows 10の場合は、
1年間の無償アップグレード期間があり、
Window 7やWindow 8.1から
Window 10にされた方もいると思います。
Windows 7やWindows 8搭載パソコンは、
メモリが最初から4GB搭載された上で、
販売されている場合が多いでが・・・
中には、
メモリが2GBしか搭載されていない場合もあります。
そのため、
動作が遅く感じる場合は、
メモリの搭載数を、
チェックしておいた方が、
いいかもしれません。
ただ、メモリを4GBに増設しても
HDDの利用率は80%前後と
高いままでした。
この場合は、
メモリを8GBに増設しても
HDDのスピードの遅さに、
足をひっぱられて、
効果が感じにくくなる
可能性があります。
メモリを4GBから8GBに
増設するよりは、
HDDをSSDに換装
するなどした方が、
Windows 10を快適に、
使える可能性があります。
HDDをSSDに換装する手順は、
こちらにまとめてあります。
[blogcard url=”https://pc-navi.info/ssd-retrofitstep”]
別のパソコンになりますが、
HDDをSSDに換装した場合の
メモリとディスクの使用率がこちらです。
メモリ:90%
ディスク:0%~20%
の使用率になっています。
このパソコンは、
Windows 10Pro 32bitのため、
メモリは3GBまでしか、
認識していません。
しかし、
HDDをSSDに換装した事で、
レセンサパソコンよりも、
スムーズに動作してくれています。
もし、Windows 10を使っていて、
動作が遅いなどの不満がある場合は、
- メモリは4GB以上に増設する
- HDDをSSDにする
この2つの対策をとる事で、
快適になります。