動画編集用パソコン&写真のRAW現像用パソコンとして以前から注目していた
SurfaceBook2
をマイクロソフト社からお借りする事が出来ました!
SurfaceBook2はスペックの高さからクリエイター向けパソコンにぴったりだと思っていましたが、実機に触ってみて2in1パソコンとしても完成していると感じました!
競合機種として考えている方が多いMacBookProとの比較も掲載したいと思います。
また、SurfaceBook2はクリエイターだけでなく、大学生や出張の多い会社員にも特におすすめです!
↑持ち運びがしやすいという理由だけでなく!
Surface Book2に全く興味がない方も、ウルトラブック&2in1パソコンを選ぶ上でのポイントを合わて書いていますのでぜひ読んで頂ければ!
SurfaceBook2の詳細は公式ページにてご確認下さい
Surface Book2のご紹介
今回ご紹介するSurfaceBook2のスペックがこちらです。
- CPU:Intel Core i7-8650U
- メモリ:16G
- SSD:1TB
- ディスプレイ:13.5 インチ PixelSense ディスプレイ解像度: 3000 x 2000、(267 PPI)
- GPU:1050 NVIDIA GeForce GTX グラフィックス
※GPU:Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット)の略で、画像処理に特化したCPUになります。
選択できる中で最も高性能な構成でお借りする事ができました!
SurfaceBook2の外観
SurfaceBook2はタイプカバーも含めてシルバーで統一され、高級感のあるデザインに仕上がっています。
Surface Book2のインターフェイス
Type-C Port x 1 3.5 mm ヘッドフォン ジャック SurfaceConnect(充電、Surface ドック用端子) |
フルサイズ USB 3.0 端子 x 2 UHS-II SDXC スロット |
SurfaceProではMcroSDカードのみ対応でしたが、SurfaceBook2ではフルサイズのSDカードに対応しており、RAW現像や動画編集用のパソコンとしてより使いやすくなっています。
撮影旅行に行く際もタブレットだけを持っていき、その場でSDカードを読み込めば大画面で写真の確認ができます!
Surface Book2の重量と付属品
付属品はACアダプターとMicrosoftOfficeが同梱されています。
SurfaceBook2単体と付属品を合わせた重量を量ってみました!
SurfaceBook2本体のみ:714g |
SurfaceBook2+タイプカバー:1,628g |
ACアダプター:382g |
Surface Book2+タイプカバー+ACアダプター:2,006g |
タブレット単体で考えた場合、競合モデルと言えるiPad Proの12.9インチモデルの重量が、692gなのでほぼ同じ重量です。
2in1パソコンとして見た場合は、重量は重い方ですが・・・
他の2in1にはない魅力がありますので、その点をこれからご紹介していきます。
Surface Book2の性能
Surface Book2の性能を6つの点からレビューしていきます。
- 起動時間
- CPU性能
- ストレージ性能
- ディスプレイの比較
- スピーカーの比較
- バッテリー性能
Surface Book2の起動時間
Surface Book2ではストレージがSSD搭載モデルのみなので、非常に高速に起動します。
タブレットとして使う場合もこれならストレスなく使えます。
Surface Book2のCPU性能
CINEBENCH_R15というベンチマークソフトを使って、CPUの性能を比較してみました。
ベンチマークが速いだけでなく実際の動画編集でもエンコード速度が速く、快適に動画編集できました!
動画のエンコードスピードも17分前後で終了するため、動画編集もストレスなくできます!
同じ内容の動画編集をする場合、同一性能のディスクトップパソコン並みのスピードです。
標準的なノートパソコン(Core i5・メモリ8GB・SSD)の場合だと、30分~40分ほどの時間がかかるため、半分近く編集時間が短縮されます!
SurfaceBook2のストレージ性能
SurfaceBook2に搭載されているSSDのスピードと容量は以下の通りです。
※空き容量についてはOfficeをインストールしていない状態のものです。
|
空き容量が900GB以上あるので、写真や動画などを大量に保存しても安心です。
写真のRAW現像用途で使う方やタブレットの利用が多い方であれば、ストレージは1TBまでは必要はないので500GBモデルでも十分です。
大学生や社会人の方が、ネット閲覧や資料作成で使う場合はストレージは256GBモデルでも十分です!
動画・写真の編集で使う場合は、500GB以上の容量があるモデルがおすすめです。
Surface Book2のディスプレイ比較
Surface Book2への買い替えを検討されている場合、現在のパソコンは4~5年使っている方が多いと思います。
2013年に販売されたMacBookPro(ME865J/A)を持っているので、ディスプレイの違いを比較してみました。
※MacBookProは動画編集用途で使う事が多く、平均すると月に数時間程度の利用頻度のため経年劣化もほとんどない状態です。
液晶ディスプレイの解像度は下記通りです。
- 左:Surface Book2(3000 x 2000)
- 右:MacBookPro ME865J/A(2,560 x 1,600ピクセル(Retina))
液晶でディスプレイの明るさがSurfaceBook2の方が明るい感じです。
画像の綺麗さもSurface Book2の方が上ですが、MacBookProも十分な解像度があり並べて比べないとわからないレベルです。
MacBookProシリーズからSurfaceBook2への移行を検討されている方であれば、ディスプレイ性能は同等かそれ以上と断言できます!
SurfaceBook2のスピーカー比較
SurfaceBook2ではタブレット部分にスピーカーが配置されているため、スピーカーの音質はMacBookProの方が上でした!
ただタブレットのスピーカーとして考えた場合には、十分な音質があり作業中にBGMを流したりするなら十分です。
SurfaceBook2のバッテリー性能
パソコンに最も負担のかかる動画再生を繰り返し、バッテリーの駆動時間を測定しました。
SurfaceBook2のバッテリー駆動時間は6時間経過後で、
37%
でした!
1時間で10%前後消費しているペースだったので、8~9時間は余裕で使えるレベルです。
ネットの閲覧やOfficeソフトでの資料作成に使うのであれば、さらにバッテリーの駆動時間は長くなるはずです!
Surface Book2の3つの魅力
Surface Book2に実際に触れる事で感じたのは、
2in1パソコン(タブレットとしてもパソコンとしても使える端末)として完成されている!
という点です。
そう感じたのは以下の3つポイントが理由です。
- タイプカバー
- 4つの利用スタイル
- カメラ性能
の3つです。
Surface Book2で完成されたタイプカバー
Surface Book2のタイプカバーは2in1パソコンとして使うにあたり、
安定して使えるキーボード
になっており、唯一完成されたキーボードを装着していると言えます。
SurfaceBook2のタイプカバーは重量が重めですが、キーボードの打鍵感もよくマッスルワイヤーロックと呼ばれる機能でしっかり固定されるため、安定した形でキーボードを使う事ができます。
ヒンジ |
重さは309g |
タイプカバーの重さは913g |
キーボード上部に排熱口があり熱がこもらない設計 |
カバー兼用のキーボードとしては、
打鍵感もしっかりしていて打ちにくさは感じません!
またキーボードはバックライト機能付きなので、暗い場所でも使いやすく設計されています。
多目的に使えるSurface Book2
Surface Book2は4つのスタイルで様々な用途に対応できます。
スタジオモード |
ラップトップモード |
ビューモード |
タブレットモード |
この中で特に魅力に感じたのは、
ビューモード
です!
液晶ディスプレイが360度回転するコンパーチブルタイプのパソコンでも同様の使い方ができるのですが・・・
キーボード側が下になってしまうため、キーボードにキズがつくなどの不安がありました。
しかし、Surface Book2のタイプカバーはタブレット部分の向きを変える形で、ビューモードを実現しているため、キーボードもしっかり保護され安心です。
また、ビューモードであれば外付けのキーボードやマウスも使いやすくなっています。
愛用しているロジーク製「Wireless Combo MK520」と接続した所です。
ノートパソコンを利用する際もワイヤレスキーボード(MK520)を愛用しているため、このビューモードは便利に感じました!
SurfaceBook2のカメラ性能
SurfaceBook2の大きな魅力になっているのがカメラ機能です!
8.0 メガ ピクセル オートフォーカス機能付きリア カメラ デュアル マイク |
5.0 メガ ピクセル フロント カメラ (1080p HD ビデオに対応) |
2in1パソコンを含めたノートパソコンの中でフロントカメラ(内蔵カメラ)が
5.0メガピクセル(500万画素)
あるのは自分が知る限りではSurfaceBook2のみです。
スカイプやZOOMなどのオンライン通話ソフトを使う場合、このフロントカメラの性能により画質が決まります!
他社製ノートパソコンの場合は、90万画素~200万画素のモデルが多い中、SurfaceBook2は500画素あるためクリアな画質でオンライン通話をする事が可能です。
- 一人暮らしをはじめる大学生
- 出張や単身赴任が多い会社員
におすすすめだと思った点はここにあります。
パソコンを使ったオンライン通話の際に、きれいな画質で話せるのは大きな魅力です。
現在使っているLIFEBOOK SH90/Mは90万画素のフロントカメラを搭載しているのですが・・・
以前からフロントカメラの画質には不満があり、各パソコンメーカーのフロントカメラの性能を調べたのですが、最も性能が良くても200万画素前後でした。
SurfaceBook2ではタブレットとしての使うための設計されており、しっかりカメラ性能にこだわっている点も大きな魅力の1つです。
- 左:SurfaceBook2 500万画素
- 右:LIFEBOOK SH90/M 90万画素
LIFEBOOK SH90/Mの90万画素のフロントカメラの場合、窓際で撮影すると逆光で白とびしていますが・・・
SurfaceBook2の500万画素フロントカメラであれば白とびせずに綺麗に撮影できています。
また、窓際でなくても500万画素カメラを内蔵しているSurface Book2の方が、色の再現性も良く綺麗に撮影できているのでオンライン通信(Skype・ZOOM)などをする際におすすめです!
リヤカメラも800万画素あるため数年前のスマホやコンパクトデジカメレベルです!
今回はiPhone6sと比較してみました!
※iPad Proのカメラと比較したかった所ですが手元になく・・・iPhone6sとの比較になりました。
まず、画角と比率の違い違いからご紹介します。
Surface Book2
|
iPhone6s
|
同じ場所から撮影してもSurfaceBook2の方は、望遠気味になります。
タブレット端末という事もあり、自撮りする機会が少ないための設計かもしれません。
仕事で会議・セミナーに参加する際は、望遠気味の方がメモ代わりに撮影できるので便利とも言えます!
また、大学生も同様に講義のメモを取るのに、望遠気味の方が撮影しやすくて便利です。
近くの公園のスナップ写真も撮影してきたので合わせて掲載しておきます。
- 左:Surface Book2
- 右:iPhone6s
SurfaceBook2の方が、青の発色が濃く色合いが明るめに撮影される印象です。
1枚目と3枚目は太陽に向けて写真を撮っているのですが、右上からゴースト(フレア)が入っているので逆光があるところでの撮影は避けた方がいいかもしれません!
やはり、屋外より屋内での撮影を前提にカメラが設計されているのかもしれません!
Surface Book2のおすすめアクセサリー
ここまでにSurface Book2の魅力を中心にお伝えしてきましたが・・・・
もちろん気になる点がないわけではありません!
その気になる点をお伝えすると同時に、それを補完するアクセサリーもご紹介します。
Surface Book2はペンが別売り!
初代Surface BookではSurfaceペンが同梱されていましたが・・・・
Surface Book2では、
Surfaceペンが同梱されていない
ため別途購入が必要になります。
お絵かきソフトを使う場合や、タブレットをメモ代わりに使われる方には必須アイテムになります。
Surfaceドックは必須?
自分はノートパソコンを使う際に外付けディスプレイを接続する事が多いのですが・・・・
Surface Book2では、
外部ディスプレイへの接続ができない
という弱点があります。
その弱点を補完するためにsurfaceドックが販売されており、接続すると下記の端子を増やせます。
- Mini DisplayPort x 2
- ギガビット イーサネット ポート x 1
- USB 3.0 ポート x 4
- 音声出力ポート x 1
Mini DisplayPortを使う事で外付けディスプレイに接続する事が可能になります!
新しい使い方ができるSurfaceダイヤル
Surfaceダイヤルは画像編集や動画編集の際に活躍してくれるアクセサリーです。
- 音量の調整
- 一つ前にモデル
- スクロール
などの機能を割り当てる事で、より編集作業が効率的になるツールです。
SurfaceBook2のおすすめポイントまとめ
SurfaceBook2は、
2in1パソコンの完成形
として高性能と使い勝手を兼ね備えたパソコン&タブレットになっています!
特にポイントになるのが3点です。
- タイプカバー
- 4つの利用スタイル
- カメラ性能
- タイプカバーは、SurfaceProシリーズのような不安定さはなく、ノートパソコンと同じ使用感で使えるのが魅力です!
- 4つの利用スタイルでは、タブレット部分を前後に入れ替えて装着できるため、キーボードをしっかり保護した形で使える点が魅力です。
- カメラ性能については、フロントカメラの性能が良く大学生や社会人などオンライン通話(Skype・ZOOM)を利用する機会が多い方向けです!
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