K&Fconceptから1つで2役の面白いフィルターが発売されています。

このフィルターは可変NDフィルターとCPLフィルターの2つの機能を持っており、旅行など荷物が限られるシーンで大いに活躍してくれそうです。

NDフィルターとCPLフィルターを付け替える事なく撮影できるので、旅行だけでなく普段の撮影でも活躍してくれそうです。

フィルターはどんな描写をするかも重要なので、そのあたりを今回の記事でレビューしていきます。

フィルターの詳細はこちらから

K&Fコンセプトの可変ND+CPL(偏光)フィルターの紹介と作例

まずはK&Fコンセプトのフィルターの外観からご紹介します。

その前に、NDフィルターとCPLフィルターの機能について整理しておきます。

  • NDフィルター:レンズにつけるサングラスで光が入る量を抑える役割があります。
  • CPLフィルター:光の反射を抑え、色を際立たせる役割があります。

この機能の部分も含めてフィルターの紹介をしていきます。

フィルターはケース付きで、持ち運びしやすいセットで届きます。

NDフィルターの機能と作例

NDフィルターの度合いを調整する際は、側面の突起をスライドさせて調整します。

ND2の状態

ND32の状態

ND32の状態にすると、減光効果が高くなります。
シーンに合わせて調整できる点は、NDフィルター単体としても便利です。

作例の比較がこちら。

カメラのオートモードで撮影した写真

焦点距離:70mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

NDフィルターを装着し、ND2の状態で撮影したのがこちら

焦点距離:70mm 絞り:F/13 シャッタースピード:1/3秒 ISO感度:100

NDフィルターを装着し、ND32の状態で撮影したのがこちら

焦点距離:70mm 絞り:F/22 シャッタースピード:1/3秒 ISO感度:100

ちなみに、NDフィルターを使わずにF22まで絞ってしまうと、光を取り込みすぎて写真全体が白飛びします。

水滴の軌跡を綺麗に残すためにNDフィルターが必要になるわけです。

作例で掲載した通り、十分な描写がえられるフィルターでした。

CPLフィルターの機能と作例

CPLフィルターは、反射を抑えたり色を濃くするために使われます。

色を濃くするのはRAW現像でもできますが、反射を抑えるのは撮影段階でしかできません。

CPLフィルターは、回転させながら反射具合を調整していきます。

PLフィルターの効果が弱い状態

PLフィルターの効果が強い状態

金属製の被写体や反射が色味が出にくい被写体などに使うと、撮影の幅が広がります。

K&Fコンセプトの可変ND+CPL(偏光)フィルターのレビューまとめ

今までNDフィルターは持っていたのですが、CPLフィルターの機能が付いた1つ2役のフィルターで便利に感じました。

使用感についてもNDフィルター、CPLフィルター共にしっかりと機能してくれたので、最初に買う1つめのフィルターとしても良いと思います。

フィルター効果を実感した段階で、単独のNDフィルター・CPLフィルターをそろえても良いかもしれません!
最初から買ってしまうと、意外と使わない事もあるので(笑)

今回ご紹介したフィルターの詳細はこちらから