先日、海外で使うパソコンの購入に関してご相談をいただきました。

コメントを頂い花さん、記事ネタありがとうございます!

海外で使うパソコンの購入に関しては、こちらの記事にまとめてあります。

その際に頂いたコメントについて、

Windows VistaからWindows 7にアップグレード

した上でWindows 10にアップグレードする事は、可能なのか質問をいただきました。

回答が長くなったので記事にまとめておきます。

スポンサードリンク

Windows VistaからWindows 7へのアップグレードは無料なの?

頂いたコメントがこちらです。

(前半部分省略)日本の量販店のネット販売をみると、PCは2011年に見たときと比較して、倍のお値段になっているので驚いてお店にお電話したところ、簡単なPC使いならタブレットに替っているとのこと。記録が出来ないとか欠点はあるそうですが。今の国産PCは価格は5年前の倍しても、1テラという膨大は容量があるそうでPC専門家向きに移行しているとのこと。そうなのですか?私にはそのような膨大な機能のある機種は不要なので、今のよりは倍程度の容量のある簡易な、Windows 10のPCを探しておりますが、そういうのは、富士通もDellも、もうないのでしょうか?とりあえず、すぐに必要なVista:Cの容量の解決と、新しいPCを購入した場合に、データーを新PCに移すサポートも必要なので、Microsoftの有償サポート(年15660円を受けるべく欧州からクレジットカードで申し込みをしたのですが、なぜかMicrosoftでは海外からはこのカードが受付できないため、この一時帰国時に再度試すことに。
ところで、お言葉に甘えてご教示をお願いしたいのですが、実は、Vista Home Premiumであれば、容量がもし15GB と 40GB、残っていればWindows7や8に有償で変更できて、10への変更も可能と聞いたのですが、本当でしょうか?? 15GBと40GBは何処のことか不明なのですが。 たぶん:Cが15GBの空きが要るという事でしょうか。PC素人の乱文で、御許しください。

コメントを抜粋して回答していきます。

簡単なPC使いならタブレットに替っているとのこと。
記録が出来ないとか欠点はあるそうですが。」

確かに、Windows Vistaからパソコンを買い換えるにあたり、タブレットに変えるのも良いと思います。

パソコンの設定サポートをしていいてもパソコンはなくてタブレットのみを使っている方もふえました!

今の国産PCは価格は5年前の倍しても、
1テラという膨大は容量があるそうでPC専門家向きに移行しているとのこと。
そうなのですか?」

国産PC=日本のパソコンメーカーを指されているのかと思います。

富士通・NEC・東芝などのパソコンメーカーは、5年前とくらべて倍ぐらいに値上がりはしていないです。
むしろ性能を考えると値下がりしている印象です。

私にはそのような膨大な機能のある機種は不要なので、今のよりは倍程度の容量のある簡易な、Windows 10のPCを探しておりますが、そういうのは、富士通もDellも、もうないのでしょうか?」

DELLも富士通もパソコンの内容を自分で変える事ができます。
※富士通の場合は富士通WEB MARTで購入する場合

ところで、お言葉に甘えてご教示をお願いしたいのですが、実は、Vista Home Premiumであれば、容量がもし15GB と 40GB、残っていればWindows7や8に有償で変更できて、10への変更も可能と聞いたのですが、本当でしょうか?? 15GBと40GBは何処のことか不明なのですが。 たぶん:Cが15GBの空きが要るという事でしょうか。PC素人の乱文で、御許しください。」

さて本題の部分です。

この部分について回答させて頂きます。

Windows Vistaから 7にアップグレードして無料でWindow 10に出来るの?

Windows Vistaから有償でWindows 7やWindow 8.1にアップグレードした後に、Windows 10への変更(アップグレード)は・・・

無料ではできません!

こういった誤解が広まっている原因は、「Windows Vista アップグレード」と検索した際に表示されるサイトの情報が原因だと思います。

Windows Vistaのアップグレード対策の画像

上記サイトでは、下記の方法でWindows VistaからWindow 10へのアップグレードを紹介しています。

  1. Windows VistaからWindow 7にアップグレードする
  2. Window 7からWindow 10に無料アップグレードする

ただ、この方法はWindow 7からWindows 10に、無償でアップグレードできる期間のみ有効な方法です。

※Windows 10への無料アップグレード期間は、2015年7月29日~2016年7月29日です。

そのため2016年8月以降は、この方法は取れません。

それぞれのサイトを見ると、同様の注意書きはあるのですが目立たないので間違った情報が広がっているのかもしれません!

また、もう一つの問題はWindows Vistaをアップグレードして、使う事に対するリスクの説明が少なかったり全くなかったりする点です。

Windows Vistaをアップグレードする3つのリスク

Windows VistaをWindow 10にアップグレードして使うには、3つのリスクがあります。

  1. Windows VistaをWindow 10にアップグレード出来ないリスク
  2. Window Vistaパソコンが故障するリスク
  3. パソコンメーカーのサポート・修理がが受けられないリスク

詳しく説明していきます。

Windows VistaをWindow 10にアップグレード出来ないリスク!

Windows 7をWindows 10にアップグレードするにあたって、パソコンメーカーからドライバの提供がないなど、サポート状況はメーカーによりまちまちでした。
※ドライバは、パソコンの各種機能を動作させるためのソフトです。

詳しくはこちらの記事にまとめておきました。

Windows 10への対応状況がこのような形なので、各パソコンメーカーの方でWindows Vista搭載向けのWindows 10用ドライバーが提供するとは考えにくいです。

実際に自分もWindows XPパソコンに、Windows 10を入れて動作するか実験しましたが、結果は3つの機能が動作せず使えませんでした(涙)

詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

Windows VistaからWindows 7へのアップグレードであれば比較的スムーズかもしれませんが、これも全くリスクがない訳ではありません。

Windows 7へのアップグレードソフトは、2万円前後します。

もしアップグレードできなかった場合、このソフト代が無駄になるのはリスクがありますね!

Window Vistaパソコンが故障するリスク

Windows Vistaの販売時期を考えると、多くの方がパソコンを購入されてから6年~10年経過していると思います。

花さんも2007年版Windows Vistaと記載されているので、2007年頃に購入されたという事でしょうか?

もしそうなら、9年近く経過している事になります。

自分の周りでもWindows Vistaパソコンの液晶ディスプレイが壊れて助けを求められた事があります。(笑)
この時は、新しく購入したパソコンにデーターを移行する形をとりました。
その際の記事はこちらに詳しくまとめました。

せっかくWindows VistaをWindows 7やWindows 10にアップグレード出来ても・・・

すぐに故障してしまったら、

  • インストールディスク
  • 増設したHDD
  • メモリ

などが無駄になってしまいます。

パソコンメーカーのサポート・修理がが受けられないリスク

花さんの使われている東芝パソコンの場合は修理部品の保有期間は6年半です。
すでに6年以上使っているため、万が一故障した場合でも修理自体が出来ないため結局は買い換えせざるおえない状況なるかもしれません。

その場合、Windows Vistaにアップグレードする手間とお金に加え、新規でパソコンを購入するお金が必要になります。
既に修理が出来なくなっているパソコンは、故障やトラブルがなくても買い替えを検討された方がいいかと思います。

そこで、自分なりに考えた3つの解決策も書いておきます。

スポンサードリンク

Windows Vistaのアップグレード!おすすめの対策3つ

ここまで、Windows VistaをWindows 10にアップグレードする3つのリスクをご紹介しました。
そこで自分なりに、Windows Vistaのアップグレードについておすすめ対策を3つにまとめてみました。

1:Windows 7にアップグレードする

Windows Vistaから、Windows 10にアップグレードする場合、Windows 7・Windows 8.1を飛ばして、アップグレードする事になるため、動作するかどうが非常にリスクが高くなります。

比較的リスクを減らすのであれば、次のOSであるWindows 7へのアップグレードがおすすめです。
この場合かかる費用は、今のパソコンの性能次第なのですが、

  • Windows 7のインストルディスク(2万円前後)
  • HDD(1万円前後)
  • メモリ(5千円~1万円前後)

が必要になります。

アップグレードする費用は、

4万円前後

になります。

ただ、この価格なら、Windows7の中古パソコンを購入するという選択肢もあります。

2:中古のWindows 7パソコンを購入する

Windows Vistaをアップグレードするのに、4万円前後かかるのであれば、Windows 7の中古パソコンの購入も選択肢に加えても良いかもしれません!
中古パソコンならWindows 7パソコンが3万~4万円で購入できます。

デジタルドラゴン

頂いたコメントにも、それほど高性能のパソコンは必要ないと書かれていたので、新品にこだわらないのであれば良いかもしれません。
Windows Vistaから、中古のWindows 7パソコンへの買い替え場合なら、

3万円前後

の費用がかかる事になります。

もし、新品パソコンが良いという場合なら、前回の記事でおすすめした

  • DELL
  • 富士通 WEBMART

にて最小構成でパソコンをオーダーするのも良いかもしれません!

3:新品のWindows10への買い換え

DELLと富士通 WEBMARTで、パソコンの内容を最小構成にした場合の金額も計算してみました。

日本人のきめ細やかさは、世界で最高なので、外国のものでも日本仕様の製品が良いと思います。」

コメントを見ると海外メーカー・日本メーカーというより、日本での購入を最優先にしていると解釈したので、海外パソコンマーカーではDELLを日本メーカーでは富士通を選んでパソコンの価格を試算してみました。

※NECは海外での使用を推奨していないため、東芝はサポートが1年以上休んでおりサポート面で不安があるため富士通を選びました。

富士通 WEBMARTのパソコン

WA1

富士通 WEBMARTの場合だと、

7万円~

でパソコンの購入が可能です。

富士通WEBMARTのオリジナルモデルであれば、

  • メーカー保証が3年間
  • セキュリティ対策ソフト3年間

も付属する点が魅力です。
せっかく買い替えるのであれば、保証とソフトが充実しいている富士通WEBMARTのオリジナルモデルがおすすめです。

こちらのパソコンについては、レビュー記事も書いていますので参考にして頂ければ!

DELLのパソコン

Windows Vistaのアップグレード対策の画像

New Inspiron 15 3000シリーズノートパソコン(2016/2/5発売)

DELLの場合だと、

4万円~

でパソコンの購入ができます。

保証やセキュリティより価格重視の方であればDellがおすすめです。

スポンサードリンク

Windows Vistaのアップグレードまとめ

Windows Vistaをアップグレードするにあたり、3つのリスクとおすすめの対策をまとめてみました!

Windows Vistaにアップグレードする3つのリスク

  1. Windows VistaをWindow 10にアップグレード出来ないリスク
  2. Window Vistaパソコンが故障するリスク
  3. パソコンメーカーのサポート・修理がが受けられないリスク

Windows Vistaにアップグレードするにあたり、
おすすめの3つの対策

  1. Windows 7にアップグレードする
  2. 中古のWindows 7パソコンを購入する
  3. 新品のWindows10への買い換え

Windows Vistaをアップグレードするのであれば、アップグレードにかかる費用に少しプラスすれば、中古や新品パソコンが購入できます。

パソコンに対する思い入れがあるとの事でいしたが、中古パソコンや新品パソコンへの買い替えが、一番コストパフォーマンスは良いかもしれません!

スポンサードリンク

関連するこちらの記事もどうぞ