2017年7月5日にHPの夏モデルとして、刷新されたPavilionシリーズ!

その中でもパフォーマンスにこだわって設計されたのが、

HP Pavilion 15シリーズ

です。(以下、HP Pavilion 15と表記)

【2018年8月22日:追記】

この記事に出紹介しているHP Pavilion 15-cc000になります。
後継モデルであるHP Pavilion 15-cu0000が発売されました!

詳細はこちら

HP Pavilion 15-cu0000

この記事でご紹介しているHP Pavilion 15-cc000と比較して性能が向上している点は、

  • 液晶ディスプレイにIPSパネルを採用
  • CPUに第8世代CPUを採用

されスペックが向上しています。
※HP Pavilion Power 15と同等の液晶ディスプレイが採用されています。

この記事では、HP社よりお借りした前モデルのHP Pavilion 15-cc000について、実機を使いながらレビューしていきます!

なお、コストパフォーマンスより性能を重視される方であれば、
性能を重視して設計されたPavilion Powerのレビュー記事も参考にして下さい

HP Pavilion Power 15の実機レビュー!性能以外の4つの魅力もご紹介

HP Pavilion 15のご紹介

HP Pavilion 15はPavilionシリーズの中でも

  • 使い勝手(光学ドライブ登載)
  • デザイン性(メタリックカラーの筐体)
  • コストパフォーマンス(SSD+HDDでも10万円代前半の価格)

の3点を重視して設計されていると感じました。

HPでは性能を重視したOmenシリーズやPavilion Powerは、
設計コンセプトを反映して力強さをイメージしたデザインになっています。
逆にいうと無骨な感じがしてデザインの好みが分かれる所です。
↑自分はカッコイイと思うのですが、女性受けはしにくいかもしれません!

HP Pavilion 15なら女性も違和感なく受け入れられるデザインも魅力と言えるかもしれません!

Core i7-7500U/Win10 Home/8GB(最大8G)/128GB SSD + 1TB/ロイヤルブルー

今回お借りできたHP Pavilion 15のスペックは下記の通りです。

  • CPU:インテル Core i7-7500U プロセッサー (2.50GHz-3.50GHz, キャッシュ6MB)
  • メモリ:8GB (8GB×1) DDR4-2133MHz
  • ストレージ:128GB SSD(SATA M.2接続)+1TB ハードドライブ (5400回転)
  • ディスプレイ:15.6インチワイド・フルHD非光沢・ディスプレイ (1920×1080/最大1677万色)

HP Pavilion 15の外観&インターフェイス

IMG_8542_R IMG_8551_R

HP Pavilion 15はアルミニウム素材の筐体で上質さがあるデザイン!
また、塗装はメタリックカラーなので汚れが目立ちにくくのも特徴です。

IMG_8571_R

左側面

  • USB3.1 Gen1×2
IMG_8570_R

右側面

  • SDカードスロット
  • USB3.1 Type-C™ (電源オフUSBチャージ機能対応)
  • USB3.1 Gen1(電源オフUSBチャージ機能対応)
  • HDMI出力端子
  • ネットワークポート(RJ45)

HPの公式サイト上の表記のまま掲載しているため、
わかりにくいかもしれませんが、

USB3.1 Gen1=USB3.0

と置き換えて見て頂ければと思います。

USB3.1 Type-C用の機器はまだまだ少ないので、
ノートパソコンでUSB3.0端子が3つ使えるのは十分な拡張性と言えます!

IMG_8554_R

キーボード

IMG_8555_R

タッチパネル

キーボードはバックライト付きで、
暗い場所でも作業がしやすいように設計されています。

タッチパネルは面積が広く使いやすさを考慮した設計がされています。

キーボードのバックライト機能については、
後半の方でも記載していますので参考にして頂ければ!

IMG_8541_R

HP Pavilion Power 15本体の重さ:2,198g

IMG_8538_R

HP Pavilion 15のACアダプターの重さ:336gkg

HP Pavilion 15は使い勝手を考慮して光学ドライブが登載されており、
その上でコストパフォーマンスも追及したモデルですが、2.2kg弱の重量になっています。

少し重いですが十分持ち運べる重量です。

HP Pavilion 15のベンチマークテスト

HP Pavilion 15のベンチマークを
CPU、ストレージ、動画のエンコード時間で測定していみました!

HP Pavilion 15のCPU性能

ベンチマークソフトの結果

p cpu

パソコンの性能はCPUだけで決まるわけではないので、
グラフィックボードも含めた総合的な性能を見てもらうため、
HP Pavilion Power 15とCPUを比較してみました。

HP Pavilion 15はインテル Core i7+メモリ8GBを登載し、
グラフィックボードにNVIDIA GeForce 940MXを搭載しています。

Pavilion Power 15は、CPUはインテル Core i5ながら、
グラフィックボードの性能が優れているため、
2台の間で極端な差はありませんでした。

HP Pavilion 15は10万円以下で購入出来るモデルもあるため、
価格と性能のバランスを考えるとコストパフォーマンスに優れた1台と言えます!

ちなみに性能を重視したPavilion Power 15なら、
CPUはCore i5登載ながらグラフィックボードが上位モデルのため、
パフォーマンスがより向上しています。

性能を重視するのであれば、HP Pavilion Power 15を選択しても良いかもしれません!

HP Pavilion Power 15の実機レビュー!性能以外の4つの魅力もご紹介

HP Pavilion 15のストレージ性能

HP Pavilion 15ではストレージを下記の2つから選択できます。

  • 1TB HDD
  • 128GB SSD+1TB HDDD

今回お借りできたのは、

128 GB SSD+1TB HDDDモデル

になります。
ベンチマークの結果と空き容量の画像を以下に掲載します。

pp-hdd9

Cドライブの128GB SSDのベンチマーク結果

ssd

空き容量は118GB

p hdd

Dドライブの128GB SSDのベンチマーク結果

hdd

空き容量は917GB

Dドライブに採用されているHDDの性能が良く、
Cドライブとの差がほとんどありません。

しかしながら、ベンチマークソフトではわからない操作感の違いがあり、
Cドライブの方がデータのコピーやソフトの動作はスムーズでした。

HP Pavilion 15の5つの魅力

HP Pavilion 15を実際に使ってみて感じた5つの魅力もご紹介します。

1、性能と使い勝手を両立した仕様

p15spec

HP Pavilion 15の最大の魅力は、

性能と使い勝手の良さ

です。

性能面では数年前のパソコンと比べても大幅にUPしています。

現在動画編集で利用頻度の高いLIFEBOOK SH90/Wと比較してみました。


※LIFEBOOK SH90/Wとは設計コンセプトが違うため参考までに!

HP Pavilion 15はインテル Core i7+メモリ8GBを登載し、
グラフィックボードにNVIDIA GeForce 940MXを搭載しているため、
比較すると圧倒的早く動画の処理が終わっているのがわかるかと思います。

また、ストレージはデュアルストレージのため、
Cドライブ(SSD)はOSをインストールした起動ドライブにして、
Dドライブ(HDD)はデータ保存用のドライブにすれば効率的にパソコンを使えます!

2、非光沢ディスプレイは見やすいの一言!

hpp Display

HP Pavilion 15の非光沢ディスプレイは、
全体的に白が強く表現されいて文字が見やすいです。

液晶の種類をごちゃごちゃ説明するより下記の写真を見て頂ければ一目瞭然です。

左:HP Pavilion Power 15の非光沢&IPSディスプレイ
右:HP Pavilion 15の非光沢ディスプレイ

IMG_8695_R3

HP Pavilion 15の非光沢ディスプレイは、白が協調されているため黒の表現力はHP Pavilion Power 15の方が優れています!

IMG_8668_R3

HP Pavilion 15の非光沢ディスプレイは白の発色が強調されているので、文字が見やすいです。

動画編集やRAW現像をする場合、
色の再現度でいうとHP Pavilion Power 15の方が優れている感じです。

2台の液晶ディスプレイ比較についてはこちらの記事を見て頂ければ!

HP Pavilion Power 15&HP Pavilion 15の比較レビュー!あまりにも違う3つの違いとは?

考え抜かれたエアフロー

HP Pavilion 15は負荷がかかる作業(動画編集やRAW現像など)でも
ストレスなく作業できるように効率的なエアフロー設計がされています。

※エアフロー
パソコンの廃熱を逃がす空気の流れ

IMG_8705_R

【液晶ディスプレイ下部の排熱口】

側面に設けられることが多い廃熱口はディスプレイ下部に配置。
手が廃熱にあたって不快に思う事もありません!

IMG_8711_R

【リフトアップヒンジ】

ディスプレイを傾けると本体が浮くので、
パソコン本体下にも空気が流れ冷却効率を高めます。

パソコン全体の冷却を効果的にするために、
エアフローが徹底的に考慮されています。

リフトアップヒンジを採用する事で、
キーボードに傾斜がつくように設計され、
キーボード全体が持ち上がるので文字も打ちやすいです。

地味に便利なキーボード

HP Pavilion 15はキーボードも地味に便利です!

まずはミュートボタン!

IMG_8691_R

音量をミュートにしている時はオレンジのランプが点灯しわかりやすく表示してくれます!

また、キーボードはバックライト機能付きで、
暗い室内でもキーボードが見やすく設計されています!

しかし、ブラインドタッチをマスターしている人にとっては、
キーボードはを見る必要がないためこの機能は必要ないかもしれません・・・

そんな時は、F5に消灯キーが割り当てられており、
キー一つでバックライトを消灯できます。

※F5に割り当てられたバックライトの消灯キー
001

バックライト点灯・消灯時も撮影しました!

バックライト点灯時

IMG_8677_R

バックライト消灯時

IMG_8678_R

HP以外のパソコンメーカーでもミュート機能や
バックライトキーボードを採用しているメーカーはあります。

しかし、ここまで見やすさと使い勝手を考えたキーボード設計がされているのは、
HP Pavilion 15がはじめてです。

↑仕事がパソコンの出張サポートなので日頃から、
数多くのパソコンを見ているのもあり余計に関心しました!

  • ミュート時はランプ点灯で状態がわかりやすい
  • バックライトキーボードはF5で消灯

この2つのキーボードの工夫で、
HPがユーザー目線でパソコンを作っているのがよくわかりました!

バッテリー駆動時はバッテリーの消費を抑えたいので、
キー一つでバックライトを消灯できるのは便利です!

個人的にはミュート時にランプが点灯する点が非常に気に入りました!

自分はカフェなどで動画編集をする事もあるのですが、
ミュートにして動画を再生して確認する事があります。

そんな時にミュートになっていなくて、
動画のBGMが再生されてしまい、
周りの方に迷惑をかけた事がありました。

ミュートランプがあればキーを見るだけで、
今の状態が把握できて非常に便利ですし、恥ずかしい思いをしなくてすみます(笑)

パソコン初心者も親切なマニュアル付き!

HP製の個人向けにパソコンには、

HPパソコンナビ

というパソコンの解説本がついてきます。

数十ぺージの簡単な冊子ではなく、
245ページまである『本』です!

001_R[3] 002_R[3]

パソコンのガイドソフトを登載しているメーカーはありますが、
解説本を同梱しているメーカーはHPだけです!
※あくまで管理人調べです(笑)

パソコンの説明書ですらCD-RAMに入れて同梱するメーカーがあるほど、
ペーパーレス化が進んでいる中で完全に時代に逆行していますね(笑)

しかし、文字だけの取扱説明書を同梱されるより、

図解入りの解説本

の方が確実に読みやすいです!

IMG_8588_R[3] 003_R[4]

パソコンバックにも余裕で入る大きさなので、
持ち運びも便利です!

Windows 10の機能が図解入りでわかりやすく書かれているので、
初めてパソコンを使う方はもちろんですが、
なんとなくWindows 10を使っている方も必見です。

特に117ページからの

  • コラージュ写真を作る方法
  • 動画の編集方法

が記載されており写真・動画をパソコンで楽しみたい方におすすめです!

HP Pavilion 15のレビューまとめ

HP Pavilion 15は性能と使い勝手を考えられたパソコンになっており、
熱がこもらないようにエアフローを考慮された筐体設計が特徴です!

まとめると下記の5つの点を魅力に感じました。

  1. 性能と使い勝手バランス
  2. 液晶ディスプレイ
  3. エアフロー(廃熱の設計)
  4. キーボードが便利
  5. 解説本が付属する

特にキーボードが地味に便利なのが好印象でした!

HP Pavilion 15は下記の2タイプが販売されています!
※一部の構成はカスタマイズにて変更できます。

HP Pavilion 15-cu0000

になります。

スタンダードモデルとパフォーマンスモデルの違いは、

ストレージとグラフィックボード

になります。

パフォーマンスモデルであれば、

  • グラフィックボード:AMD Radeon 530 グラフィック

を登載した構成になるため動画編集やRAW現像など、
負荷の作業の頻度が多い方にピッタリです。

HP Pavilion 15(パフォーマンスモデル)の詳細は下記の公式ページにてご確認下さい。

HP Pavilion 15-cu0000

もし、性能より予算を重視されるのであれば、
スタンダードモデルがおすすめです。

スタンダードモデルの場合、

  • ストレージ:HDDのみ(スタンダードプラスはHDD+SSD)
  • グラフィックボード:インテル HD グラフィックス 620

の構成になります。

オフィスソフトでの資料作成や動画視聴など、
一般的な使い方でしたら十分な性能です。

HP Pavilion 15(ベーシックモデル)の詳細は下記の公式ページにてご確認下さい。

HP Pavilion 15-cu0000