先日、家に一本の営業電話がかかってきました。

「今利用しているauひかりから、
NTT光に変えると安くなりますよ!」

というものでした。

話を聞いた両親は、
NTT光に乗り換えると言いはじめたのですが・・・

パソコンの出張サポートの仕事をしているので、
インターネット契約に関するトラブル
を今まで数多く見てきました。

両親には一旦断るように話し、
自分でインターネットの契約を
見直し始める事にしました。

パソコンの出張サポートをする中で、
様々なトラブルを見てきましたので、
契約先を決める前に今回の記事では、
インターネットの契約に
関するトラブルとクーリングオフ制度

についてまとめておきます。

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インターネット契約で実際に体験したトラブル事例

パソコンの出張サポートをしている中で、
様々なトラブルに遭遇してきました。

インターネットの契約は、
頻繁に変えるものではないので、
トラブルの事例が表に出にくい部分があります。

自分の場合は、
仕事で常に契約した方の声を直接聞いてきました。

インターネット契約の見直しを
検討されている方には、
自分が遭遇したトラブル事例を
ぜひ読んで頂きたい!と思います。

予定外の費用が発生する

インターネットの契約に際して、
工事がすすんでいくと、
様々な費用が発生してきます。

その費用について説明がなく、
トラブルになっているケースがあります。

特にトラブルになるのは、
インターネット契約の営業を実際にしている
「代理店」と「契約者」の間でです。

一例として

  1. パソコンの設定を依頼すると料金が発生する
  2. 土・日に工事を依頼すると別途費用が発生する
  3. 工事費用が別途発生する

があげられます。
※キャンペーンなどで実際に無料の場合もあります。

1.パソコンの設定は有料です!

パソコンの設定は年々簡単になってきています。
しかしながら、面倒に感じる人は未だに多いようです。

インターネットの契約が、
1社独占状態の時は月額費用に、
パソコン設定の費用を入れ込む事で、
無料設定をPRする事ができました。

しかし、
現在はインターネットの回線を
提供する会社が複数あり、
激しく競争している状態です。

少しでも安くするために、
パソコンの設定はオプションになっている事がほとんどです。
※年度末など会社側が負担して、
無料キャンペーンを実施する事はあります。

トラブルが大きくなるのは、
営業担当の方がパソコンの設定が
有料なのに無料でやります!
と言っている場合です。
↑新人の方とかに多いです。

この場合は、
お客様と代理店で話しあって頂き、
どちらかがパソコンの設定費用を
負担して頂く形になります。

こういったトラブルがあるのを前提に、
自分たちはパソコンの設定をする前に必ず、
設定料金の説明をしてから作業をはじめる
のが必須事項になっています。

インターネット契約の際は、
パソコン設定の料金を確認しておきましょう!

2.土・日に工事を依頼すると別途費用が発生する

これも良く言われる事です。

金額は数千円前後なので、
パソコンの設定をしている時に愚痴られるぐらいで、
大きなトラブルに発展する事はあまりないです。

ただトラブルやクレームは、
様々な不満が重なっておこる事です。
その一つの要因にはなっているかもしれません。

3.工事費用が別途発生する

これは不可抗力なのでしょうがない部分があります。

工事をするにあたり、
回線契約をされた建物の間取りや、
周辺の環境などにより別途工事費
発生する場合があります。

また、工事日が何度も変更されてしまう事もあるようです。

私自身は回線を引き込む工事に関しては、
関わらないのでこの点については、
書きにくい部分があります。

建物の間取り等が原因の場合はしかたないですが、
実際には準備不足で当日工事が、
出来ない事も多々あるようです。

別途工事費がかかる場合は解約も検討しましょう!

契約内容を理解されていない場合

高齢者の方に多いのですが、

「契約内容を理解されていない」

場合も多いです。

もちろんこれは、
契約者が悪い訳ではありません。

自分が実際に体験した事例をご紹介します。

通常はパソコン設定の依頼がほとんどなのですが、
時々、機器の設置のみの依頼があります。

パソコン設定をせずに、
電話との接続だけするという内容です。

実際に訪問すると、
契約者ご本人様は高齢で、
良くわからないという事で、
息子さん立会の元で作業になりました。
※息子さんは普段離れて暮らしており、
立会のためだけに帰郷されたようでした。

機器と電話との接続した後に、
立ち会われた息子さんから質問があり、

「月額料金はいくらぐらいかかるんですか?」

どうやら息子さんは、
契約が終わった後に立会だけ依頼されたようでした。

パソコンの出張サポートで訪問しているため、
料金等に関しては我々の方から、
詳しくお伝えできない旨お話し、
契約書の確認をおすすめしました。

そうすると契約内容は、

インターネット回線+電話回線

と書かれています。

そこで言われたのは、

「両親はパソコンも持っていいないし、
インターネットも利用しません。
使わないインターネット回線に
料金を払わないといけなんですか?」

どうやら、
販売代理店の営業担当者が、
高齢者に不十分な説明で契約をさせたようなんです。

自分の所属している会社は、
パソコンの設定のみを担当しており、
営業代理店とはまったくの別会社です。

どのようなやり取りがあったかは、
確認のしようがないので、
直接、販売代理店の営業担当者に、
契約内容を確認してもらうように
言うしかありませんでした(涙)

オプション内容がやたらに多い契約の場合

今までのトラブル事例だけを見ると、
インターネットの回線契約は、
面倒と感じるかもしれません。

実際に面倒な部分もありますが、
見直しをした方が良い場合もあります。

これはトラブル事例ではないのですが、
実際に切り替えて大幅に、
月額費用が安くなったケースもあります。

パソコンの設定が一通り終わった後に、
お客様から言われた一言です。

「いやー今まで月額1万5千円払っていたから、
半額以下になって助かるよ!」

との事でした。

「え!」

光回線を利用しても、
5,000円~7,000円の時代に、
1万5千円払っていたと聞いて驚き、
詳細を聞いてみました。

某家電量販店でパソコンを購入した際に、
インターネット契約(ADSL)をすすめられ、
月額5千円のはずが1万5千円の請求が来て、
そのまま払い続けていたようです。
↑この方も高齢の方でした。

この場合は、
契約された方が良い人過ぎて、
クレームにならなかっただけで、
実際はトラブルになりかねないケースです。

インターネット契約の内容にもよりますが、
電話の通話料を抜いて、
7,000円以上払っている場合は、
一度見直しをした方が良いかもしれません。

見直しをするにあたっての注意点をこちらの記事にまとめました。

実際に自分も申込をしたのですが、
最後は予想外の結末に終わりました。

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インターネット契約のクーリングオフ制度スタート

仕事を通して、
上記の様なトラブルを数多く見てきました。

立場的な事もあり、
直接お力になれない事が多く、
申し訳ない思いでいましたが・・・

2016年5月から、
インターネット契約のクーリングオフ制度がスタートしました!

正式な名前は、

初期契約解除制度

になります。

詳細は総務省から詳しい資料が提要されています。
参考URL:電気通信サービスの消費者保護ルールの見直し

ようやくすると下記の内容になります。

契約書面の受領日(一部例外的な場合あり)
を初日とした8日が経過するまでの間は無条件で解約できる

というものです。

ただし、以下の料金は支払う必要があります。

  • 解約までの日数分の料金
  • 工事費用
  • 事務手数料

完全に無料ではないため、
一定の費用負担が発生する場合があります。

そのため、
クーリングオフ制度( 初期契約解除制度)
を利用しないですむように、
しっかり内容を確認して契約する必要があります。

特典やキャッシュバックにばかりに注目していると、
思わぬトラブルに巻き込まれる事もあります。

インターネットを契約するにあたってのポイントは、
こちらの記事にまとめておきました。

ポイントを押さえて契約すれば、
月額費用が安くなる場合もありますよ!

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